『さよならを教えて』はなぜ人の心を此処まで鷲掴みにするのか

 

 

『さよならを教えて』DL版が本日発売されました。

 

それを受けて、改めてこの作品に想いを馳せる方がきっと自分以外にも多くおられる事でしょう。

 

 

『さよならを教えて』はなぜ人の心を此処まで人の心を鷲掴みにするのか

 

 

それを今更ながらに考えたら書いてました。

要はベタ褒めの感想だと思ってください。

*ネタバレ有りなので未プレイの方は絶対に読まないで下さい。

 

 

『さよならを教えて ~comment te dire adieu~ 』エロゲーをある程度嗜む人間ならば一度は耳にする、欝ゲーの代名詞と呼ばれるこの作品。所謂、三大電波ゲームの一角でありながらその中でも断トツの知名度を誇るまさに最狂、最悪、最期の物語。

そんな作品を初めてプレイしたときの私の感想はただ一つでした。

 

 

「面白過ぎる」

 

 

『さよならを教えて』をプレイした当時、自分はすでに『ゴア・スクリーミング・ショウ』のプレイを終えて考察もある程度出来ていました。

もしも「エロゲーの最高傑作は?」と尋ねられたなら、自分はその当時も今も『ゴア・スクリーミング・ショウ』と答えるでしょう。

しかし、「プレイを通じての面白さ」まで鑑みたならば『さよならを教えて』に軍配が間違いなく上がる。

それほどまでにこの作品が好きなのです。

それほどまでにこの作品は面白い。

それほどまでにこの作品は美しい。

 

 

そう言い切れる魅力の根源は、間違いなく主人公にある。

この作品の主人公は清々しいほどに陰鬱で、傲慢なまでに卑屈で、そして弱い。

しかしそれでも戦い続けている。

夕闇の中で、陽の当たる世界を目指して今も、これからも、もがき続けている。

 

 

もがき続けている底辺や、もがくのを止めたフリをしている無職者。

そんな存在だけではなく全ての人が彼と同じ夕闇を見たことがある。

なぜなら彼は人間そのものだから。

なぜなら彼はあの日の自分そのものだから。

 

 

だからこそこの作品は多くの人間を惹き付ける。

もしもこの作品を再度プレイしたなら自分はきっとこう思うだろう。

 

 

をまた置いてきてしまった

 

 

そして夕闇を振り返りながら何度でも日常に帰るでしょう。

そして陽の当たる世界で夕闇を見て何度でも呟くでしょう。

ずっと心を鷲掴みにされたまま。

 

「さよならを教えて」

 

 

さよならを教えて 設定資料&原画集

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