『未来ノスタルジア』 レビュー(感想)

 

新装版をプレイ。
正直に言ってプレイ中はなんでこれ2年もかからずにロットアップしたのか疑問を抱いていました。
出荷数がそもそも少なかったんじゃないのかと勘繰りたくなるくらいには粗が目立った。

具体的に書くなら

1、ワンパターンのギャグがひどい。寒さも頻度も。

2、キャラによって格差がありすぎる。

3、FD出すのを見込んでまだ良くなる余地を潰している。


上記の内容はたとえ紫信者だろうが否定させません。

1に関して。
伊織「じゃあ貴方の頭を吹き飛ばしましょう」
主人公「やめて!」
みたいなやり取りを何十回見せられた事か・・・字数稼ぎが透けて見えます。


2に関して。
人気投票とか見れば分かる事ですが・・・杏奈と伊織(オチに関しては伊織も)以外が適当すぎて泣けてくる。
まあ、このゲームが出た2011年ってのはボクっ娘と妹がやたら流行ってた気がしますし仕方ないんですが、
双子ルートが個人的に値段変わらなくていいからいらないくらいでした。幼馴染も割と空気でしたし。
ボクっ娘や妹、幼馴染の良さが分からないライターが無理していれるとこうなるって典型例。


3に関して。
プレイした人間なら言わずとも分かってくれるでしょう。かなたルート、雫ルート、双子同時攻略、杏奈の過去など、後からFD出しますねって姿勢で作ってるのが丸わかりで萎えます。
せめて双子の代わりにかなたと雫ルートを実装してれば70点は少なくとも超えた。
しかもそのあげくFD出せてないんじゃ笑い話にもなりません。


上に書いたのが大きな不満点です。

以下ルート毎の点数

詩ルート 60点
野乃ルート 55点
日奈乃ルート 50点
伊織ルート 65点
杏奈ルート 75点

最後の最後・・・杏奈ルートのオチは見事でした。逆に言えばシナリオで高評価できるのはここだけなんですが・・・。
オチを見るまでは「どうせ鏡遊お得意の”とりあえずキャラを死なせて悲しい雰囲気出しとけ展開”になるんだろ?」と思ってただけに意外。
まさしく、”未来も過去も愛してるADV”に相応しかった。
そこだけなら80点超えでしたがそれまでの杏奈の過去の記憶なんかを辿る場面などは退屈だったので少しマイナス。

さて平均して61点なわけですが、システムの快適さやクリア後にOPが流れる粋な演出などで総評65点とします。
題材が良かっただけに本当に惜しい。新装版ではなく、いつか完全版が出るのを未来に期待します。