『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 12巻感想(レビュー)

以下ネタバレを含むので未読の方は読むのを控えてください。

さて、5年もの間続いた『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』シリーズの最終巻。
一体どんな展開になるのかーーー幼馴染みとくっつくのか、妹とくっつくのか、それともーー。
そんな心境で読み始めた最終巻は今までと同じく、何度も声を出して笑えましたし何回も予想を裏切られました。
決定的なのは中盤を過ぎたあたりで、主人公が妹に好きだと告白します。
誰もがこの瞬間、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の最後に相応しい流れだと思ったのではないでしょうか。
しかし、幼馴染みとの「最終決戦」のシーンが終わった直後、読者のそんな心境は粉々に打ち砕かれます。
妹と、別れます。

正直、どういう意味を含んでこのような展開になったのか、最初は分かりませんでした。
もしかしたら自分は今も分かってないのかもしれません。
作者はとんでもない暗喩を忍ばせていて、実は自分が思うようなオチではなくもっと高尚な何かがあるのではないかーー。
そんなふうに勘繰ってしまったのは自分だけではないと思います。
しかし、読み返してみても満足のいく記述は見つけられませんでした。

ただ一つ間違いないと思うのは、これがどんなオチにしろ誠意が無い事。
PS3のゲームが出るそうなので(その名もハッピーエンド)、それを意識したとしか思えない。
続きは劇場でーーそんな文句を思い出すような、金や作者の我侭に歪められたと思わざるを得ないオチ。
きちんと誰かのルートに入ったのなら、それに満足のいかない読み手がゲームをやればいいでしょう。
しかしこれでは、ライトノベルとして完結したとは言えない。
それをするのであれば、最初からゲーム会社に持ち込めばよかったろうに。
ゴールを目前に立ち止まってしまったのは残念としか言いようがありません。

最後に、今まで楽しませてもらった俺妹に感謝の気持ちを記しておきたいと思います。
作者さん、お疲れ様でした。次回作も頑張ってください。絶対に買いません。

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コメント: 2
  • #1

    w (日曜日, 09 6月 2013 18:59)

    ざまあwwww

  • #2

    桜田(管理人) (日曜日, 09 6月 2013 22:04)

    低俗な書き込みありがとうございます。
    消そうかと思いましたが面白いので残しておこうと思います。
    どういう意図があるにせよ、幼稚性が滲み出ていて凄くいいですね。